ASUSは、2024年5月15日にSIMフリーのゲーミングスマートフォン「ROG Phone 8」を発表し、5月17日から発売しています。
そこで本記事では、ROG Phone 8の評判や口コミのほか、スペックや価格などの詳細をまとめます。また、先代のROG Phone 7との違いも比較するので、購入を検討している方はぜひ参考にしてみてください。
ROG Phone 8の特徴
ROG Phone 8は、昨年登場したROG Phone 7の後継機種となる新型のスマホ。上位モデルとなるROG Phone 8 Pro および 数量限定のROG Phone 8 Pro Editionの合計3機種がラインナップされています。
ASUSのスマホにはZenfone 11 Ultraを含むZenfoneシリーズもありますが、ROG Phone 8はROGブランドであることからもわかる通りゲームに特化したゲーミングスマホです。
ディスプレイサイズは6.78インチで、解像度はフルHD+。有機ELパネルを採用しており、最大リフレッシュレート165Hz、1~120Hzの可変リフレッシュレートにも対応しています。
タッチサンプリングレートは720Hz。ピーク輝度は2500nitです。
プロセッサーはSnapdragon 8 Gen 3。
メモリは、ROG Phone 8/8 Proが16GBで8 Pro Editionのみ24GB。ゲーミングスマホらしくノートパソコンにも匹敵するメモリ容量を誇ります。
ストレージは、ROG Phone 8/8 Pro/8 Pro Editionがそれぞれ256GB/512GB/1TBです。
microSDカードには非対応。バッテリー容量は5500mAhで、同梱の充電器を使用すると65Wの急速充電を利用できます。また、最大15WのQi規格対ワイヤレス充電も可能です。
背面カメラは広角カメラ・超広角カメラ・望遠カメラの3眼構成。望遠は光学3倍、デジタルズーム併用で最大30倍をサポートしています。
- 広角カメラ:5000万画素/F1.9/OIS
- 超広角カメラ:1300万画素/F2.2
- 望遠カメラ:3200万画素/F2.4/OIS/光学3倍
特に、メインの広角カメラにはソニー製イメージセンサー「IMX890」や6軸ジンバルモジュールなどが組み合わされており、Zenfoneシリーズに近い強力な手ブレ補正機能が実現されているようです。
ゲーム向け機能
ROG Phone 8シリーズはゲーミングスマホなので、ゲーム向けの機能が充実しています。
主なゲーミング機能をまとめると以下の通りです。
名称 | 機能解説 |
---|---|
AirTrigger | 本体を横向きに持ったとき、ゲームコントローラーのL/Rボタンのような操作性を実現する感圧式ボタン。 ・1つの操作でゲーム内の2つのアクションを実行できるデュアルアクション ・押すときと離すときにそれぞれ異なる操作を割り当てることができるプレス & リフト ・AirTriggerを押しながら本体を傾けるとジャイロスコープを使用した操作も可能 |
Game Genie | X Senseやハイライトシーンを自動録画できるX Capture、ゲームをバックグラウンドで動作させ続ける機能などを搭載するゲームアシストツール。 |
また、外付けクーラーユニットの「AeroActive Cooler X」や外付けの専用コントローラー「ROG Tessen Mobile Controller」といったユニークな専用アクセサリーも用意されます。
ROG Phone 8/8 Pro/8 Pro Editionの違い
ROG Phone 8シリーズは、ROG Phone 8 Pro と ROG Phone 8 Pro Editionを加えた合計3機種がラインナップされています。
これら3機種の主な違いは、メモリ&ストレージとデザイン。
項目 | ROG Phone 8 | ROG Phone 8 Pro | ROG Phone 8 Pro Edition |
---|---|---|---|
メモリ容量 | 16GB | 16GB | 24GB |
ストレージ容量 | 256GB | 512GB | 1TB |
メモリとストレージの違いは、表の通り。
デザインの違いは、シリーズのゲーミングらしさを象徴する背面のライトにあります。
ROG Phone 8は、ROGのロゴを発光させられる「AURAライト」を装備しているのに対して、ROG Phone 8 Pro/8 Pro Editionの背面には、ミニLEDで構成された「ANIME VISION」を搭載しています。
「AURAライト」がロゴをカラフルに発光させるライトなのに対して、「ANIME VISION」は着信や時間、天気などのアニメーションを表示可能。両者とも専用アプリからのカスタマイズにも対応しています。
スペック
スペック | ROG Phone 8 | ROG Phone 8 Pro | ROG Phone 8 Pro Edition |
---|---|---|---|
ディスプレイ | ・6.78インチ ・FHD+(2400×1080) ・リフレッシュレート:1~120Hz(一部のゲーム時のみ最大165Hz) ・ガラス:Corning Gorilla Glass Victus 2 | ・6.78インチ ・FHD+(2400×1080) ・リフレッシュレート:1~120Hz(一部のゲーム時のみ最大165Hz) ・ガラス:Corning Gorilla Glass Victus 2 | ・6.78インチ ・FHD+(2400×1080) ・リフレッシュレート:1~120Hz(一部のゲーム時のみ最大165Hz) ・ガラス:Corning Gorilla Glass Victus 2 |
カメラ | 広角カメラ:5000万画素/F1.9/OIS 超広角カメラ:1300万画素/F2.2 望遠カメラ:3200万画素/F2.4/OIS/光学3倍 | 広角カメラ:5000万画素/F1.9/OIS 超広角カメラ:1300万画素/F2.2 望遠カメラ:3200万画素/F2.4/OIS/光学3倍 | 広角カメラ:5000万画素/F1.9/OIS 超広角カメラ:1300万画素/F2.2 望遠カメラ:3200万画素/F2.4/OIS/光学3倍 |
インカメラ | 3200万画素 | 3200万画素 | 3200万画素 |
チップセット | Snapdragon 8 Gen 3 | Snapdragon 8 Gen 3 | Snapdragon 8 Gen 3 |
メモリ/ストレージ | 16/256GB | 16/512GB | 24GB/1TB |
バッテリー容量 | 5500mAh(65Wの急速充電対応) | 5500mAh(65Wの急速充電対応) | 5500mAh(65Wの急速充電対応) |
生体認証 | 指紋センサー(画面内認証) | 指紋センサー(画面内認証) | 指紋センサー(画面内認証) |
モバイル通信 | LTE/5G | LTE/5G | LTE/5G |
SIM | nanoSIM ×2 | anoSIM ×2 | anoSIM ×2 |
おサイフケータイ | 対応 | 対応 | 対応 |
防水防塵 | IP68 | IP68 | IP68 |
サイズ | 高さ163.8mm×幅76.8mm×奥行き8.9mm | 高さ163.8mm×幅76.8mm×奥行き8.9mm | 高さ163.8mm×幅76.8mm×奥行き8.9mm |
重量 | 225g | 225g | 225g |
ROG Phone 8とROG Phone 7の違いを比較
ROG Phone 8は、先代のROG Phone 7と比較するとゲーミング感が薄くより日常使いしやすい設計に進化しています。
プロセッサーの進化のような順当なスペックアップを除いた違いのなかでも、特に印象的なポイントをまとめてみました。
- 薄型化かつコンパクト化。デザインもよりシンプルに変化
- ジンバルカメラや望遠カメラなど、Zenfone 11 Ultraに近いカメラ構成に
- 防水がIP54からIP68とより強力に
- おサイフケータイに対応
スペック | ROG Phone 8 | ROG Phone 7 |
---|---|---|
ディスプレイ | ・6.78インチ ・FHD+(2400×1080) ・リフレッシュレート:1~120Hz(一部のゲーム時のみ最大165Hz) ・ガラス:Corning Gorilla Glass Victus 2 | ・6.78インチ ・FHD+(2400×1080) ・リフレッシュレート:最大165Hz ・ガラス:Corning Gorilla Glass Victus |
カメラ | 広角カメラ:5000万画素/F1.9/OIS 超広角カメラ:1300万画素/F2.2 望遠カメラ:3200万画素/F2.4/OIS/光学3倍 | 広角カメラ:5000万画素/F1.9 超広角カメラ:1300万画素/F2.2 マクロカメラ:500万画素/F2.0 |
インカメラ | 3200万画素 | 3200万画素 |
チップセット | Snapdragon 8 Gen 3 | Snapdragon 8 Gen 2 |
メモリ/ストレージ | 16/256GB | ・12/256GB ・16/512GB |
バッテリー容量 | 5500mAh(65Wの急速充電対応) | 6000mAh(65Wの急速充電対応) |
生体認証 | 指紋センサー(画面内認証) | 指紋センサー(画面内認証) |
モバイル通信 | LTE/5G | LTE/5G |
SIM | nanoSIM ×2 | nanoSIM ×2 |
おサイフケータイ | 対応 | 非対応 |
防水防塵 | IP68 | IP54 |
サイズ | 高さ163.8mm×幅76.8mm×奥行き8.9mm | 高さ173mm×幅77mm×奥行き10.3mm |
重量 | 225g | 239g |
より詳しいスペックの詳細や比較は、ASUSの公式サイトからもチェックできるのであわせてチェックしてみてください。
ROG Phone 8の評判
ROG Phone 8のよい口コミと悪い口コミをいくつかまとめたので、購入を検討している方は参考にしてみてください。
よい口コミ
ROG Phone 8 Proの質感いいな
— hipc (@hipcjp) May 19, 2024
AniMe Visionがオフの時はLEDの痕跡が全く見えないのも良いデザイン
#ROGPhone8 pic.twitter.com/oIszFQxYe6
ROG Phone 8、今日1日中学マスやってても何とかバッテリーもった。
— たかべえ (@takappyon) May 19, 2024
切れてもバイパス給電があるから気が楽。
さすがSD 8 Gen 3 カクツキ無く快適だった(画質高30fps設定だけど) pic.twitter.com/LCkmCjjIry
悪い口コミ
Rog Phone 8 Pro Editionを購入。
— 根岸 優 (@_Yu__Negishi_) May 19, 2024
まずパッケージがスマホのものとは思えないほどデカくて重い。
開封してみると案の定箱に対して内容物が少ない。この大きさにする理由が本当に分からない。 pic.twitter.com/3ysMXmFVZD
Rog Phone 8は何度見てもがっかりだなぁ
— DTD (@Shine__0831) January 27, 2024
パンチホールって一度気にし出すと余計存在感が大きくなりますねぇ。。。
レビュアーはみんな提供してもらってる立場なので全員が気になってるパンチホールや過去機と比べてスピーカーの劣化みたいなネガティブ側面には触れないよね
Rog Phone9で元に戻してくれ pic.twitter.com/cSCHKDWCaa
価格とラインナップのまとめ
ROG Phone 8 | ROG Phone 8 Pro | ROG Phone 8 Pro Edition | |
---|---|---|---|
価格 | 159,800円 | 179,800円 | 219,800円 |
ROG Phone 8 Proの背面アニメーションが意外と実用的という口コミ。ゲーミングデバイスらしいギミックでありながら使わない場合はデザインを邪魔せず、便利な使い方もできるというのは、日常使いを意識したROG Phone 8シリーズらしい機能です。